火事見舞いの相場について
相手別の金額について
通常の場合、目上の方に現金を贈るのは失礼とされていますが、火事見舞いなど災害見舞いの場合は、目上の方にも遠慮せずに現金を贈って構いません。
以下は、火事見舞いに現金を贈る場合の金額の目安です。贈り先と自分との関係により、若干金額が変わってきますのでご注意ください。
相手との関係・・・金額
両親や子ども・・・3万円~
兄弟・・・3万円~
親戚・・・5千円~
友人・・・3千円~1万円
近隣の人・・・3千円~1万円
会社関係・・・5千円~
お金の入れ方について
のし袋にお金を入れるときは、お札の表(顔が印刷されている側)が裏になるように入れます。
水引、表書き、名前など、のし袋の書き方について
なお、のし袋の書き方は以下のようになります。
封筒:白封筒
水引:なし
のし:なし
表書き/上書き:「火災御見舞」「出火御見舞」「類焼御見舞」「近火御見舞」など
表書き/名前:上書きよりやや小さめの文字でフルネーム
渡す時期:被災後しばらくしてから
お見舞金に添える手紙の文例について
昨夜、吉田さんの電話で、奥田さんのお宅が類焼の災難に遭われたと伺い、驚いています。
出火元は隣家とのこと、思いもかねぬ災難でしたね。ただ、ご家族の皆様には、おけがもなく無事と伺い、胸をなでおろしています。
遠方のため、すぐに駆けつけてお手伝いできなく本当に申し訳ありません。些少ですが、お見舞い金を送らせていただきましたので、お納めいただければ幸いです。
落ち着かれるまでには少し時間がかかることでしょうが、どうぞお力を落とされることがありませんように。また、寒さ厳しき折、ご無理をなさらずお体を大切にしてください。
「冠婚葬祭 つきあいとお金」より
「贈り物とお返しのマナー事典」より