火事見舞いの言葉など失火や類焼の場合の文例を紹介

火事見舞いの言葉について

失火の場合の会話の文例について

ポイント:落胆が激しいときは、相手の気持ちに寄り添いながらも、なるべく救いになる点をあげて、気持ちを引き立てます。

見舞い客:大変なことになりましたね。さぞお力落としのことでしょう。

被災者:ふだんから気をつけてはいたつもりなのですが、思いもかけない火の不始末からこんなことになってしまいまして。ご近所にも、類焼のご心配をおかけしてしまい、合わせる顔をありません。

見舞い客:風も強かったですからね。でも、結果的に類焼はなかったんですし、すんだことをくよくよするより、これからのことをお考えになるほうが大事ですよ。どうか元気を出してください。

被災者:ありがとうございます。しかし、そうはいっても何から手をつけていいのか途方に暮れている状態でして・・・。今まで築き上げてきたものを一夜にして失ってしまいました。

見舞い客:お気持ちはわかりますが、ご家族の無事がなによりですよ。お力になれることがあったら、遠慮なくおっしゃってください。

類焼の場合の会話の文例について

ポイント:子どもや高齢者を預かる、買い物の代行など、手助けはなるべく具体的に申し出る方が、相手も応じやすいものです。

見舞い客:このたびはとんだご災難でしたね。おけがはありませんか。

被災者:お見舞いありがとうございます。おかげさまで家族全員無事です。ご覧のように、建物の損傷はたいしたことはないのですが、放水作業で、家の中が水浸しになってしまいましてね。

見舞い客:そうですか。いや、これは相当な被害ですね。寝具や衣類も、かなり濡れてしまったんでしょう。よろしければ、寝具などお持ちしますが。

被災者:ありがとうございます。貸し布団を手配いたしましたので、ご心配には及びません。

見舞い客:それでは、お子さんの衣類など少々見つくろってまいりましょう。困ったときはお互い様、どうぞご遠慮なさらずに。

被災者:そうですか。では、お言葉に甘えて、子どものものだけお願いしましょうかね。お心遣い、本当にありがとうございます。

お見舞金に添える手紙の文例について

昨夜、吉田さんの電話で、奥田さんのお宅が類焼の災難に遭われたと伺い、驚いています。

出火元は隣家とのこと、思いもかねぬ災難でしたね。ただ、ご家族の皆様には、おけがもなく無事と伺い、胸をなでおろしています。

遠方のため、すぐに駆けつけてお手伝いできなく本当に申し訳ありません。些少ですが、お見舞い金を送らせていただきましたので、お納めいただければ幸いです。

落ち着かれるまでには少し時間がかかることでしょうが、どうぞお力を落とされることがありませんように。また、寒さ厳しき折、ご無理をなさらずお体を大切にしてください。

電報の文例について

・新築間もないのに類焼という災難、どんなにかお力落としでしょう。でもご家族の無事がなにより。一日も早く張り切りママに戻ってください。

・全焼と伺い、心からお見舞い申し上げます。あいにく遠方でお力添えできないのが残念です。必要品をお送りしますので、ご遠慮無くお申し付けください。

・貴社高崎向上火災と伺い、弊社高崎支店からすぐにお手伝いに駆けつけるよう手配いたしましたが、ひとまず電報にてお見舞い申し上げます甚大な被害でなきようひとえにお祈りいたしております。

・出火お見舞い申し上げます。迅速な処理により最小限の被害に食い止められたとのこと、さすがと感服しております。事後処理にご多忙と存じ、お見舞いの参上はひかえておりますが、ご用命があればなんなりとお申し出ください。

「贈り物とお返しのマナー事典」より

「短いスピーチあいさつ実例大事典」より

「冠婚葬祭 常識事典」より

「電報文例」より

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