入院お見舞いのお花について
ギフトのタブーについて
花は見舞い品の定番ですが、花には入院のお見舞いにはふさわしくないものがあります。こちらはタブーとされる花と理由の一覧です。ぜひ、ご注意ください。
なお、最近はアレルギーや感染症の予防から、生花の持ち込みを禁止している病院もあるため、事前に確認をしましょう。
鉢植え・・・根づくが寝つくに通じる
紫陽花・・・色が褪せる
椿・・・花がポトリと落下するので、“首が落ちる”を連想させる
菊・・・葬式を連想させる
ケシ・・・散りやすい
ユリ・・・匂いが強い
クチナシ、ナデシコ、シクラメン、アカシア・・・死、苦に通じる。4本、9本の花束もタブー
おすすめな選び方について
花は冠婚葬祭の贈り物の定番です。贈り物に添えて渡すことが多く、シチュエーションに合わせて、様々な種類のフラワーギフトがあります。
最近では、インターネットから予約するタイプが増えています。
☆色から選ぶ
贈る相手の花の好みがわかるケースは少ないかもしれません。そんなときに、普段使っている文房具や身につけているものから、好みの色で、花を選ぶこともできます。
【色のパワーとイメージ】
赤色:「火」の色に象徴され、生命力を表す色。ゴージャス、情熱、健康、熱心などのイメージ。バラ、ガーベラ、アンスリウムなど。
黄色:希望や活気、発展、幸福の色。快活、軽快、楽しい、好奇心、愉快などのイメージ。ヒマワリ、バラ、カラー、オンジジュームなど
オレンジ色:自信や活力をもたらす色。暖かい、活発、喜び、躍動的、元気、陽気、積極的などのイメージ。スプレーアム、サンダーソニアなど。
クリーム色:グレードの高さや格を表し、出世へと導くパワーを持つ色。潔白、上品、高級、神聖などのイメージ。バラ、カーネーション、マトリカリアなど。
紫色:相手に高貴な印象を与える色。神秘、妖艶、不思議、高貴、気品、芸術的などのイメージ。チューリップ、カンパニュラ、アネモアなど。
青色:誠実な心を象徴し、平和と真実の色。冷静、希望、平和、無限、知性などのイメージ。ブルーレース、トルコキキョウ、ブルースターなど。
水色:柔らかくてクリアな印象の色。冷静、希望、平和、無限、真実、清涼、忠実などのイメージ。ヒアシンス、マーガレット、ニゲラなど。
白色:純潔や平和、精神安定と心を浄化してくれる色。潔白、高級、純真、素直、勝ち、善良などのイメージ。バラ、カラー、アンスリウムなど。
☆月の花から選ぶ
花も生きものなので、旬があります。花屋に並ぶ、四季折々の花から、その月を選んで贈るのも選択肢のひとつです。
また、花にはそれぞれ花言葉があるので、花言葉の意味も含めて選んでみるのもよいでしょう。手紙も添えて贈る場合は、その花言葉を書いてあげると喜ばれるでしょう。
【月の花と花言葉】
1月:チューリップ・・魅惑、博愛、思いやり、正直
1月:オンシジューム・・可憐、印象的な瞳、遊び心
2月:スイートピー・・優しい思い出、門出
2月:カラー・・夢のように美しい、乙女のしとやかさ
3月:フリージア・・純白、無邪気、あどけなさ、慈愛、親愛
3月:ワスレナグサ・・私を忘れないで
4月:バラ・・愛(赤色)、信頼(オレンジ色)、尊敬(白色)
4月:ガーベラ・・神秘、我慢強い
5月:グロリオーサリリ―・・栄光、情熱的
5月:アンスリウム・・煩悩、他人行儀、印象深さ
6月:サンダーソニア・・共感、祈り、愛嬌
6月:デルフィニューム・・幸福をふりまく貴方
7月:トルコキキョウ・・希望、変わらぬ美、希望、優美、よい語らい
7月:ブーゲンビリア・・情熱
8月:ヒマワリ・・憧れ、情熱、光輝、敬慕
8月:グラジオラス・・たゆまぬ努力、情熱的な恋
9月:ダリア・・華麗、威厳、感謝、栄華
9月:リンドウ・・的確、正義
9月:クレマチス・・心の美
10月:コスモス・・乙女の純潔、真心、調和
11月:ブバルディア・・羨望、知的な魅力、清楚、夢想家
12月:カトレア・・あなたは美しい、優雅な貴婦人
12月:スイセン・・尊重(白色)、愛に応えて(黄色)
☆デザインで選ぶ
自分で花の種類や色を指定して花束を作ってもらうこともできます。花屋の店頭はもちろん、最近ではインターネットから申し込むフラワーギフトでもデザインイメージを伝えて作ってもらう方法が増えてきています。
特に、花屋に電話や直接出向いて購入したり、予約するときには、「派手に」「優雅に」「コンパクトに」「上品に」「和風で」「男らしく」などのデザインイメージを伝えればよいでしょう。
相手は、花束を作るプロなので、渡す相手の性別や渡すシチュエーションなどを伝えると、親切に相談に乗ってくれるはずです。
そして、忘れてはいけないのが予算です。予算の範囲内で作ってもらうことを念頭に置きましょう。
金額の相場について
入院のお見舞いに花を贈る場合の金額の相場は、4千~1万円になります。
ギフトに添えるメッセージの文例について
・ご病気お見舞い申しあげます。ご病状はいかがでしょうか。一日も早いご回復を、心からお祈りしております。
・ご病気その後いかがでしょうか。心からお見舞い申しあげます。 病は気からと申します。早く良くなって、元気なお姿をお見せください。
・お体の具合は、いかがですか。ご全快を祈念し心よりお見舞い申しあげます。一日も早く、お元気なお顔を拝見したいと願っております。
・ご容態はいかがでしょうか。遠方のためお見舞いに伺えず申し訳ありません。一日も早いご回復、ご退院をお祈りいたします。
・ご病気の具合はいかがですか。遠く離れているため、ただ心配するばかりです。どうか十分ご加養のうえ、一日も早いご回復を祈っております。
・ご入院されたと聞き、案じております。徹底した検査を受けられ、十分なご養生をなさいますように。しばらくご静養なされば、前にも増してお元気になられることでしょう。
・突然の事故のお知らせ、ショックです。おけがの具合は、いかがでしょうか。一日も早くご回復なさいますよう、心よりお祈りいたします。
・交通事故のお知らせに、とても驚いています。おけがは、いかがですか。早く元気になって、お目にかかれることを祈っています。
・「交通事故」と聞いて、一瞬目の前が真っ暗。幸い軽傷で済まされた由、ほっとしました。仕事のことはご心配なく、十分養生なさってください。お留守の間、一同力を合わせて頑張ります。
「冠婚葬祭 つきあいとお金」より
「NTT D-MAIL」より